RED WING(レッドウィング)
【RED WING 1987(Eric Claptonモデル)】
僕がREDWINDを初めて知ったのは、確か社会人になって3年目頃のことだったと思います。
当時の僕は、平日が休みということもあって友達と休みが合わず、ソロで登山や古都の散策など一人でも楽しめる事で休日を過ごすことが多かった。
元来身体を動かして汗をかくことが好きな僕は、六甲山や信貴山・金剛山などの登山道を歩くのにはまっていました。
最初は普段履きの運動靴で登山を楽しんでいたが、そのうち沢を登ったり登山道から外れた獣道などにも入っていくようになりました。
そのうち、雨天時や川沿いの道も歩くようになり、特に雨天時に雨が小川状になっている登山道を下るケースを経験した時に、運動靴での登山の危険性について意識するようになりました。
登山靴の必要性を感じてから、ムラサキスポーツや好日山荘・スポーツタカハシなどで登山靴を見に行くのですが、何がなんだかわからない。
店員さんに相談するのも気が引けて相談もできず。。。(本格的な登山靴売場って、ちょっと敷居が高いよね)
当時はインターネットで情報を収集することもできず、登山やトレイル雑誌を見て、どれがいいのだろう? と悩んでなかなか購入まで至りませんでした。
そうこう悩んでいる時に、たまたま離れて暮らす弟と会う機会があり、その時にはいていた靴がREDWING(レッドウィング)でした。
一目見た時にカッコ良さとソールの厚さに衝撃を受けたのを今でも覚えています。
それからは、登山靴ではなくてREDWINGの事を調べるようになりました。
そして、本当にたまたま心斎橋のビックカメラに立ち寄ったときに、REDWING ERICCLAPTON CLASSICS 1987 がディスプレイ視されていて、一目惚れ。
其の場で試着して、即購入しました。
自宅にある一番所有歴が長い靴が、この時の【REDWING ERICCLAPTON CLASSICS 1987】です。
レッドウィング (Red Wing) は、アメリカミネソタ州発祥のブーツメーカーです。
1905年、アメリカミネソタ州のレッドウィングという街で、チャールズ・ベックマンが14人の仲間と共に「Red Wing Shoe Company」という名の小さな工場を設立しました。
現在でも、アメリカ国内での生産にこだわり、本格的な作りに相反した控えめの値段設定などの条件が重なり、世界中のワークブーツを代表するブランドへと成長しました。
現在では、赤い羽根がロゴマークとして用いられています。
RED WING 1987(Eric Claptonモデル)
2001年、エリック・クラプトンがデザイン開発に携わり発売されたモデルです。
RED WING(レッドウィング)ロゴとクラプトンの名、ギターのサウンドホールをモチーフにした『Clapton Classics』のロゴがサイドに刻印されています。
このClapton(クラプトン)モデルには、「1945」・「1987」・「2001」の3種類があり、それぞれの品番はエリックがそれまで生きてきた中で大きな意味を持つ年の数字が使われました。
[1945] はクラプトンの生誕年。これを品番としたブーツはオロイジナル・レザーでつくられました。
[1987] はドラッグ漬けだった生活から立ち直った年。ダークブラウンレザーのブーツがこの品番です。
[2001] はその当時の現代。レッド・ウィングとのコラボレーションモデル発売の年。ワールドツアーを行い、「Reptaile」と言うアルバムを出した年です。
REDWING ERICCLAPTON CLASSICS は、クラプトンがデザイン開発に関わった、かなりユニークなモデルで、一枚革のクォーター(後革)にパイピング、モック・トゥ用の23番ラストをROUND-TOE(ラウンドトゥ)に使用しています。アウトソールは「トラクショントレッドソール」いわゆる「クレープソール」、レザーは『1945』はレギュラーよりもオイルが多く比較的柔らかい「オロ・イジナル」、『1987』は「ダークブラウン」、『2001』は「ラフアウト(スウェード)」となっています。
購入してから、普段使いや登山などに履きましたが、少し難点が出てきました。
靴の中が皮のため、紐をきつく縛っても足が前後に滑るのです。
これは、運動靴の中敷きを敷くことで解決しました。
かえってクッション性が増し、登山から帰宅した翌日でも足へのダメージが少なくなりました。
あと、靴紐が長いこと使用していると、切れる前に綿芯がほつれて押し出されてきます。
これは、靴紐を買い替えればよいだけだけれども、もう少し耐久性がある方がよかったかな。
履き続けて感じている事は
一生使える実用靴
という謳い文句に偽りなしという事です。
そして【REDWING ERICCLAPTON CLASSICS 1987】は様々なシーンに合わせてコーディネイトしやすいです。
ジーンズ・半パン・スラックスどのスタイルでも合うし、ジャケットとジーパンというスタイルでも違和感なく履きこなすことができます。
経年劣化はしません。
REDWINGはとても頑丈にできています。
手入れをマメにさえしていれば、っといっても履いた後はブラッシングして汚れを軽く布で拭き取るだけ。
たまにクリームを塗ることで細かについた傷なども ”味” として愛着が深まります。
はかない時は、靴紐を外して中に新聞紙を詰め込んで箱へ仕舞えば、1-2年経っても全く痛みなく履くことが出来ます。
REDWINGは手入れする時間(とき)も楽しいです。
一生モノという言葉はよく使われますが、最初から一生モノという商品はありません。
気が付けばずっと所有している使っている。
そんな逸品が人には少なからずあります。
一生モノのREDWING!?
いいえ。
僕にとって、REDWINGは一緒に年を重ねていける相棒です。